テーマ
鶏の暮らしと生態
ニワトリは賢い?砂を浴びるのはなぜ?平飼いの鶏はみんな外に出る? 暮らしと生態のふしぎ。
-
とさかは何のためにあるの?
とさかは、なぜ鶏の頭にあるのでしょうか? ただの飾りに見えるとさかですが、実は体温計・モテのサイン・健康のバロメーターという3つの役割を兼ねています。中国・四川農業大学のチームが天府ブロイラーで「とさかの大きさ」と「ホルモン・免疫・成長」の関係を調べた研究をもとに、隠れた多機能性を読み解きます。
-
なぜ卵は朝に産まれるのか?──卵形成の24時間サイクルと朝夕で変わる栄養ニーズ
朝の食卓に並ぶ卵。養鶏場を覗くと、実は大半の卵が午前中に産まれている。なぜ夕方でも夜でもなく朝なのか。答えは鶏の体内で進む25時間の卵形成サイクルにある。卵白は朝に、殻は夜に作られ、早朝に産卵──この生体リズムに合わせて飼料を朝夕で切り替えると、採食量が6.45%減り、飼料効率が8.34%改善する。オーストラリアの研究チームによる360羽の試験から、「卵はなぜ朝か」を生物学と飼育現場の両面で読み解く。
-
ニワトリはどこまで賢いのか?──数える・待つ・覚える、認知研究が示す知性
ニワトリは「ただの家畜」「頭が悪い」というイメージで語られがち。だが行動・認知研究は別の姿を示す。新生雛は数を比較でき、成鶏は遅延満足ができ、群れの仲間を顔で識別し、他個体のストレスに共感する。スウェーデンの研究チームが、ニワトリと原種セキショクヤケイの認知研究30年分を整理したレビュー。ニワトリの賢さの実像と、それが飼育設計に何を示唆するかを読み解く。